沈黙のWebライティング。ストーリー仕立てでSEOライティングのノウハウを非常に濃厚に学べるサイトです。読んでいてとても面白く、あっという間に読み終えてしまいました。
この記事は、作中で主人公であるボーンが使った技をまとめています。技の一つ一つがSEOライティングスキルの根幹をなしますので、実用性抜群のものが揃っています。
技をまとめつつ、(爆風は吹きませんが)自分で実際に使ってみた感想を書いていきます。
ボーンが使った技の一覧
順番に挙げていきます。
インテントサーチ
インテントとは日本語にすると「意図」、「目的」、「真意」といった言葉に訳されます。サーチはご存知の通り「検索」という意味ですね。
インテントサーチとは、検索する時に入力した言葉の裏に隠れた意図を探(さぐ)る、というものです。
人は、同じものを調べる時にも多様な言葉の言い回しを使います。その人がどのような状況で、どんな時に調べているのか?はたまた、その人自体の性別、職業、住まい、そんなところからも、普段使う言葉は大きく変わってきます。
インテントサーチは、言葉のブレを理解し、把握した上で、「この検索ワードが知りたい事実は何なのか?」という「意図」を汲み取る行為です。
Googleで検索ワードを打ち込んで、結果が表示された時、ページ下部に「他のキーワード」として似たような言葉が出てきます。これがGoogleの理解した検索ワードに対する「インテント」=「意図」なのです。「他のキーワード」を見て、「あ、そうそう、これを調べたかった」となったことはありませんか?
Googleは、日頃から検索をする人の立場になって、本当に調べたいことを提供しており、それこそが検索した人を満足させるコンテンツに繋がる、と考えているようです。
マインドマッピング
マインドマッピングは、和訳すると「意識の地図化」となります。意識の地図とは何でしょうか?wikipediaで調べると「マインドマップ」についての言及があります。
マインドマップは、トニー・ブザンが提唱する、思考の表現方法、と書かれています。
私のブログでも多くとりあげているマインドマップを以下に載せます。
マインドマップは、中心に主題を書き、そこから自由な方向にキーワードを連想し書くツールです。「一人でするブレーンストーミング」と言うとイメージしやすいかもしれません。
このマインドマップを、ボーンはインテントサーチのために使います。ある検索ワードから出てきた検索結果の羅列に対して、Googleが「検索者の『どのような意図を汲み取って』結果を並べたのか?」を探るためのツールですね。
マインドマップは、自身の思考の整理だけではなく、学習のまとめに使うと記憶力の向上が図られたり、議事録を作るときも要点を効率的にまとめることが出来るなど、広い範囲で使える非常に有用なツールです。
エモーショナルライティング
エモーショナルライティングとは、「情緒的な記事作成」と訳せます。
情緒的、つまり読者の感情を重視した文章を書くことです。感情を重視する、とは、読者の視点に立って、「心地よいこと」を盛り込み、「いやなこと」を排除した文章を書くこと、とも言えます。
まず、「心地よいこと」。これは読者の悩みに「共感」する、というものです。「このブログの記事は、○○という悩みを持っているあなたのために書いてます」ということを、押し付けがましくなく書く手法です。
つまり、「○○って、○○ですよね、私もそう思います」といったように、導入の部分で読者に「あ、こいつわかってるな。記事を読めば答えが書いてあるかも」と期待を持たせたうえで、記事を読んでもらう、というものです。
次に「いやなこと」を排除する、とは、改行を効果的に使うことで、読むリズムを作り出す、というものです。同じ内容が書かれている文章でも、改行があるかないかで、その文章の見た目のイメージは大きく変わるそうです。
せっかく丹精込めて書いた文章が、改行の有無で読まれないのは非常に残念ですよね。なぜ、改行が無い文章が読まれないかというと、読者はざっと文を見た時に「読むの疲れそう…」と「いやなこと」が生まれてしまいます。
・・・続きは後ほど書きます。
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